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肉屋が教える!すき焼きに合う肉の選び方と失敗しない絶品レシピ
こんにちは!
山形県寒河江市で米沢牛・山形牛専門の通販をやっております、さがえ精肉スタッフの大槻と申します。
甘辛いタレが染み込んだ、とろんと口の中でほどけるお肉…特別な日にこそ家族みんなで食べたい「すき焼き」。
「今日は特別なすき焼き。失敗したくない…!」
「ロースとかモモとか、何の部位を選べばいいの?」
「ひとりあたりちょうどよいグラム数って?」
「おいしい割りしたのレシピが知りたい…!」
こんなお悩みをお持ちではないでしょうか?
すき焼きは簡単に見えて実はとても奥深いもの。今回は、黒毛和牛専門のお店で働いてきた経験をもとに、「失敗しないすき焼きのすべて」をお教えします!
この記事では以下のことをまとめました。(クリックすると該当箇所に飛べます♪)
これを読み終わるころには、あなたもすき焼きマスター♪
おいしいご飯で幸せに過ごせるよう、この記事がお役に立てれば幸いです。それではまいります!
「美味しい!」は肉の選び方で決まる!すき焼きにぴったりな肉とは?
「肉の質を見極めるには、すき焼きが一番。」
・・そう言っている専門家の方も多いほど、すき焼きは肉がいのちです。
・オススメの部位は?
・一人分に適した肉の量は?
という皆様のお悩みにお答えしたいと思います!
他の肉料理をするときの参考にもなりますよ。
オススメの部位は?部位ごとの特徴を紹介
牛肉は、部位を分けると16種類ほどもあります。
よく、「すき焼きにオススメの部位ってどのあたりなのかしら・・?」と聞かれるのですが、実は「正直、お客様の好みによります!」と答えるしかないんです。
というのも、「脂が多いものは苦手で・・」というお客様も、「やっぱりとろける霜降りが好き!」と言われるお客様もいます。ちなみに私も脂が多いのは苦手で、さっぱりした赤身が好きです。
赤身派のあなたにも、霜降り派のあなたにも、美味しいお肉、お教えします!
赤身から霜降りまで。すき焼きにオススメのお肉はこちら。
画像をタップすると購入ページに飛べます。
美味しいすき焼きをつくりたいあなたに、是非ともおすすめしたいお肉がこちらの4つになります!
それぞれに、どのような特徴があるかをご説明しますね。
【モモ】噛むほどにあふれる赤身のうまみを味わいたい方に。モモ肉の特徴
モモ肉は、名前の通り牛のモモにあたるお肉です。
脂肪分が少なくヘルシーで、「赤身の味が好き!」という方におすすめの部位。
しかし、脂肪分が少ない分、煮込みすぎると硬くなってしまうので、柔らかいお肉が好きな方は煮込む時間を短くするなど注意が必要です。
内モモ、しんたまの部位にいくほど肉の質はこまかくなり、柔らかい食感が楽しめます。
当店でいうと、「上モモ」のお肉が該当します。
写真のように、通常のモモ肉に比べてあっさりと霜が入っており、肉本来の味わいがしっかりとしながら、とろけるような食感も味わえるのが特徴です。
噛みしめるほどにお肉本来の味が「じわっ」とにじみ出る赤身のお肉です。「これが赤身!?」と感じるくらいしっとり柔らかく食べやすいです。
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赤身の部位ですが霜がふわっと入っているので食感はやわらかく、米沢牛のお肉が持つ極上の旨みもお楽しみいただけます。
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【肩】肉の濃厚な旨味、とろける脂の絶妙バランス!肩肉の特徴
肩肉は、しっかりとした食感とお肉の濃厚なうまみが味わえる部位。味が濃い部分なので、煮込み料理には特におすすめです。
うっすらと霜が入っているので、「お肉の味もしっかり味わいたいけど、柔らかいお肉がたべたい!」という方におすすめ。
よく、「ミスジステーキ」などとレストランで出ているのもこの肩の部分で、希少部位も多く含まれているんですよ。
さがえ精肉でも、あっさりと霜降りが入った「極上肩」をご用意しています。
気になった方はぜひチェックしてみてくださいね!
しっとりきめ細かい赤身のお肉は、噛めば柔らかく、旨みがジワっとにじみ出ます。赤身の濃厚な味わいをお楽しみください。
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米沢牛の旨みを楽しめる上質な赤身肉。赤身といえどもきめ細かい霜降りがあっさり入っているので、柔らかく食べやすいです!
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【肩ロース】とろける霜降りの風味がバツグン!肩ロース肉の特徴
牛の肩から背中にかけてのお肉「肩ロース」。霜が入りやすく、脂肪の風味も良い部分で、やわらかさが人気の部位です。
お肉自体の味が濃く、焼肉でもよく使われています。「霜降りも肉の味わいも捨てがたい・・・!どっちも味わいたい・・・!」というあなたにぜひおすすめ。
当店の肩ロースもこのような霜降り具合です。
ちなみに、写真のようにまんべんなくサシ(脂)が入っているお肉は、口に入れたときの舌触りもやわらかく、煮込んでもとろとろっとした食感が保たれます。
年に数少ないすき焼き。この際に、ちょっと良いお肉を味わってみてはいかがでしょうか?
濃厚な山形牛の旨みを楽しめる逸品。中でもきめ細かい霜降りが入って、脂の上質な甘みを感じられる部位をカットしました。
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しっかりした味が口の中でとろけて広がる、極上の肩ロース。ふわっとひろがる米沢牛の香りとコクをお楽しみください。
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【リブロース・サーロイン】「口の中でとろける」とはこのこと!リブロース・サーロインの特徴
背中から腰の上部にかけてのお肉「リブロース」「サーロイン」。
肉質のきめが大変細かいため、口の中に入れたらふわっとトロけるような柔らかさが特徴のお肉です。
「霜降りのとろける感が味わいたい!」「せっかくの特別な日だから、特上のお肉を食べたい!」という方はぜひ検討してみてはいかがでしょうか?
当店のじっくり丁寧育てられた米沢牛・山形牛は脂も上質でしつこくないので、お年を召した方も胃もたれすることが少なく、やわらかいお肉を食べることができておすすめです。
花が咲いたような美しい霜降りは、見て感動・食べて感動間違いなし!すきやきのたれや卵と絡めて食べれば、上質な甘みがふわっと広がります。
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キメが細かい、霜降りってなんのことなの?
よく、「このお肉は霜降りがすごい」「キメが細かく柔らかいお肉」と言われることが多いですが、キメが細かいってなんぞ?と思われた方もいますよね。
「キメが細かい」とは、牛の筋肉の繊維の束が細いことを意味します。
この束が細いほど、お肉はやわらかくなるんです。
逆に、繊維が多く、筋繊維が太いとお肉はかたいです。バラ肉やスネ肉はこの硬い部分にあたるため、牛丼やシチューなど、煮込んでやわらかくする料理に向いています。
霜降りとは、脂肪(さし)がお肉にまんべんなく分散して入っていることをさします。
脂肪分は他の肉の部位に比べてやわらかいため、さしが入るほどお肉もやわらかくなります。まんべんなくさしが入った霜降りは、舌触りもやわらかく絶品です。
1人前って何グラム?すき焼きに適したお肉の量は?
「よし今日は鍋にしよう!」と思ってスーパーに肉を買いに行った手前、「あれ、1人何グラムくらいがいいかな?」と迷うことはありませんか?
「足りなかった〜!」と言われたらせっかくのすき焼きももったいないですし、お子様もいると、大人の量、子供の量など、わからないことも多いですよね。
すき焼きにおすすめのお肉の量は、1人あたり、100~200グラムが適量といわれています。
男性・女性・子供でも食べる量は変わります。
男性 | 200g |
---|---|
女性 | 150g |
子供 | 100g |
このくらいがあれば、満足の量になるかと思います!私も、150gくらいがお腹も満たされて、胃もたれもしないちょいどいい量です。
お肉を購入するときの参考にしてみてくださいね。
和牛専門店が研究した!すき焼きのレシピ決定版を紹介
「せっかくいいお肉にしたから、割りしたも野菜もこだわりたい!でも、どうすれば『美味しかった〜!』と思えるすき焼きになるんだろう・・?」とお悩みではありませんか?
実は、割りしたも「だしの取り方」ひとつで味がガラリと変わりますし、野菜を入れる順番も、お肉の味を引き立てるためにはとても大事なんです・・!
そんなすき焼きに欠かせない「レシピ」を、わかりやすく紹介したいと思います!
どなたでも簡単に作れるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
断然おいしい!一目おかれる「手作り割りした」のレシピ
「せっかくのすき焼き、割りしたにもこだわりたい!」とお思いのあなた、市販で買うと高い割りしたですが、手作りでもプロの味を再現できるんです!
美味しくつくれる絶品レシピをご紹介します。
用意するもの(2~3人前)
お砂糖は、ご自宅で用意できたらザラメをおすすめします!
ザラメを作る際の加熱で発生したカラメルによって、プロの味に近い、コクのある割りしたになります。お持ちの方はぜひ試してみてくださいね。
簡単2ステップ!割りしたの作り方
- 材料をボウルに入れて混ぜたら、味をなじませるために1~2時間程度おきます。
-
鍋に火をかけ、沸騰したら火を止めて器に移し替えましょう。
このときに昆布は取り出しておきます。
この2つの工程で美味しい割りしたができるんです!
ポイントは、「1~2時間置くこと」と、「昆布を取り出すこと」です。
じっくり寝かせることで、味が落ち着き、口当たりも良い割りしたに。
また、昆布は煮立たせてしまうと特有のえぐみが出てしまうので、取り出すことで美味しいダシのとれた割りしたが完成します。ぜひ、お試しあれです!
お肉の味を引き立てる!レシピと食べ方を紹介
美味しい割りしたも用意できたところで、いよいよすき焼きです!
お肉の味を引き立てる具材、美味しい食べ方をご紹介していきます。
用意する具材(2~3人前)
野菜の切り方
白菜 | 葉っぱの部分はざく切りに、白い部分は包丁を斜めに入れてそぎ切りにします。 |
---|---|
春菊 | 茎は切り落とし、2~3等分に切ります。 |
長ネギ | 4~5cmの長さに、厚めに斜め切りします。 |
人参 | 皮をピーラーで向き、輪切りにしたら花型の型抜きでくり抜きます。 |
しめじ | 根元を切り、食べやすいように軽くほぐします。 |
しいたけ | 石づきを切り落とし、かさの部分を飾り切りします。 |
しらたき | ゆでてアクを抜き、水切りをして食べやすい大きさに切ります。 |
焼き豆腐 | 縦3等分、横3等分の食べやすい大きさに切ります。 |
美味しい食べ方
すき焼きを美味しくいただくには、野菜を入れる順番も大切!いつもの美味しいすき焼きがますます美味しく、ひと味違うものになります。
- お肉は食べる15~20分くらい前に冷蔵庫から取り出し、常温に戻します。
- お肉の霜降りが溶け出し、うるうるしてきたら食べ頃のサイン。お鍋に火をかけて、牛脂をまんべんなく馴染ませます。
- うっすらと煙が上がってきたら、お肉を入れて焼き色をつけます。
- 一緒に長ネギも入れて、軽く焼き目をつけます。
ここがポイント!
長ネギは割りしたを入れる前に焼き目をつけましょう。
お鍋全体に香ばしいネギのかおりが広がり、より一層美味しくいただけます。 - お肉の色が変わってきたら割りしたを入れてください。
- 白菜、人参、しらたき、しめじ、しいたけ、焼き豆腐、春菊の順番で、野菜を入れて煮込みます。
- 野菜に火が通ったら、お好みでかるく溶いた生卵にお肉をくぐらせていただきます。
口の中いっぱいに幸せが広がること間違いなしです!
ちなみに、当店で提供している米沢牛・山形牛のすき焼き肉はなんといってもお肉の味が絶品!(特に脂の部分がほんのり甘くて美味しいんです)
なので、最初は卵をつけずにお肉本来の味を味わっていただくことをおすすめしています。
ぜひぜひ、「気合いを入れていいお肉を買った!」という人は最初は卵をつけずに、お肉の味も楽しんでみてくださいね。
しらたきと一緒に煮込むとお肉がかたくなるはウソ!?
よく「しらたきとお肉は近づけてはいけない」と言いますが、実際は影響がないとされているんです。これは、「食品環境検査協会」が実際に検査して実証されたもの。
しらたきの凝固剤である「カルシウム」が原因という説がありますが、実は焼き豆腐にはしらたきの2倍におよぶカルシウムが入っており、風の噂だった・・ということがわかります。これからは気を遣ってしらたきとお肉を離すこともなくなりますね!
すき焼き肉はどこで買うのが正解?美味しいお肉の見極め方を伝授します!
ここまで、すき焼きに合うお肉の部位、美味しいすき焼きのレシピについてご紹介してきました。
いざ!具材を買いに行こう!と思ったあなた、こんなことに悩みませんか?
「すき焼きのお肉、どこで買おう・・?」
お肉を買う場所、とても悩みますよね。
近くのスーパーにはオーストラリア産の牛こま切れ肉しかなかったし、国産牛って書いていればなんとなく良いような気がして、実際のところよくわからない・・・!
せっかく高いものを買って、「あれ、なんだか硬いねえ・・」となってしまったらもったい無いですよね。
本当はうちのお肉たちを、自信を持っておすすめしたいところですが(笑)
「ここを見れば、美味しいお肉がわかる!」というお肉の見極め方を、あなた様にも伝授したいと思います!今日から試せるワザなので、ぜひ実践してみてくださいね。
あなたも目利きに!今日から試せるお肉の見極め方
お肉を見極めるために見るポイントは2つ!「肉の見た目」と「銘柄」です。
ここをおさえればあなたもプチ目利き。順番に、ご紹介していきますね!
スーパーでは必ずパックを傾けるべし!赤い肉汁「ドリップ」に注目
スーパーでお肉を買った時に、赤い汁が出ているのを見たことはありませんか?
これは「ドリップ」といって、肉から「旨みと共に抜けてしまった水分」です。これは時間をおくと出てくるものであり、鮮度が落ちているということがわかります。
また、このドリップが出る時に、肉の旨味も一緒に出てしまうんです。
「なんだかこのお肉、ポソポソ感だけで、味がしないなあ」と感じるときは、水分も旨味も抜けている状態なんですね。
傾ければ出てくることもありますが、ドリップが流れ出るのを止めるために、お肉の下にシートを敷いているスーパーもあります。
このシートが真っ赤になっていると、「それだけドリップを吸い上げている」ということになりますので、その点にも注目してみてください。
また、表面のツヤや脂(サシ)の入り方にも注目してみましょう。
表面が乾燥しているお肉は、放置されて水分が抜けてしまった証拠。
また、脂(サシ)がまんべんなく入っているお肉は、お肉のキメが細かく、質のいい柔らかい肉であると言えます。
和牛と国産牛は全くのベツモノ!?良いお肉を買うには銘柄に注目
突然ですがクイズです!
「国産牛」と「和牛」にどんな違いがあるか知っていますか?
・
・
そんな日常でお肉のことなんて考えてないからそんな質問をされても・・という感じですよね(笑)答えは、このようになります。
国産牛
乳用牛や、交雑種(和牛と乳用牛などを交配させたもの)
和牛
牛肉のなかでもとりわけ血統が管理され、丹精込めて肥育されたもの
乳用牛は、よく絵に描かれる牛です。
え、牛乳だけなんじゃないの!?と思った方もいると思いますが、生産力の落ちてきた牛は、食肉用に出荷されます。
ただ、肉質が悪いためにひき肉にされる場合が多いです。
交雑種は、乳用牛と和牛を交配させたもので、「国産牛」として「細切れ」や「ブロック肉」で出ている牛はこの牛であることがとても多いです。
霜降りになりにくいため、柔らかさは和牛のほうが格段に上ですが、乳用種よりは肉質が良い牛です。
実は、和牛の中でも「黒毛和牛」「褐毛和牛」「短角牛」など様々な和牛があるのですが・・それぞれに特徴があり、「黒毛和牛は霜降りがよく出るのでやわらかい」「褐毛和牛は赤身が美味しい」と様々。
牛肉って奥が深いんです・・!
ただ、実店舗で上質なお肉を探すときはこのような問題も
しかし、スーパーなど実店舗でお肉を探すのは、意外と難しいです。
というのも、以下のような理由があります。
近所のスーパーに、良いお肉がない。
「スーパーのお肉を見たけど、外国産の牛丼用や、焼肉用しかなかった・・」ということもあると思います。たしかに、なかなか銘柄の和牛が取り揃えられているスーパーは、そうそう多くはありません。
また、高級なお肉が売られているスーパーですと、ショーケースで仕切られていているイメージがあると思います。そうなると、ドリップなどの確認もしづらい面があります。
お店に良い肉があるかどうかは、仕入れの力による。
また、これはそもそもの話になりますが、良いお肉があるかどうかは、仕入れ店の力によるんです。
というのも、私たちがスーパーで買うお肉は、以下のようにしてスーパーに並びます。
- 生産者が牛を育てる。
- 様々な牛が競りにかけられる。食肉卸がお肉を買い付け。
- 食肉卸が、スーパーにお肉を卸す。
- スーパーで販売される。
つまり、お肉を見極める人は②の段階の食肉卸の人。
良いところからお肉を卸しているスーパーさんのお肉は美味しいでしょう。
しかし、それを私たち消費者が判断する術はほぼありません。そのため、実際は「運」になってしまう要素が強いのです。
以上のことから、スーパーで良いすき焼き肉を見つけ出すのは結構手間がかかる作業であることがわかるかと思います。
そのため、失敗せずに良いお肉を探したい方は、卸元が販売しているWEBサイトを見てみるのも一つの手かと思います。
というのも、食肉卸というのは「お肉の美味しさを見極め、百貨店や焼肉店、スーパーに卸している」ところです。
卸が直接販売するため、中間コストをはさまず、比較的お安いお値段でお肉を販売できるほか、目利きが厳選したお肉を直接購入できるという美味しさの保証もあります。
しかし、それでも良し悪しに差はあるものです。
良さを見つけるためには、「証拠」や「目利きの腕」に着目して見ましょう。
本当にいい肉なのか?を見分けるために「証拠」に注目
届いたお肉をみて、「これは米沢牛だ!」「これは乳用種だ!」と見分けられる人はそうそういません。その分、「本当に良いお肉が届くの?」というのは、すこし不安ですよね。
そこで、「産地証明書」を出しているかどうかに注目してみることをおすすめします。
牛には、「個体識別番号」といって、
・牛の性別
・どんな人が育てたのか
・どんな産地で育てられたのか
がわかる番号が、それぞれ割り当てられています。
この個体識別番号をたどっていくことで、その牛を詳しく知ることができます。
しかし、個体識別番号では「A5、A4」といった「等級やお肉の質」まではわかりません。
お肉の質まで見るには、「銘柄推進協議会」など、第三者から出された「産地証明書」を見る必要があります。
当店で発行している米沢牛・山形牛の産地証明書
証明書として出されていれば、届いた時にも、品質が保証されていて安心感がありますね!当店のすき焼き肉も証明書つきでお届け。安全で安心できるお肉を自信を持ってお送りします。
A5ランクは味の保証ではない?お肉の味は目利きに託される
証明書で肉の品質は保証されることがわかりました。しかし、「A5ランク、A4ランク」といったお肉のランクは、「お肉の味によるランクづけ」ではないことをご存知でしょうか?
A5などのランクづけは、「歩留まり等級」と「肉質等級」から格付けされます。
それぞれがどういう等級なのかというと、以下のようになります。
「歩留まり等級」・・・一つの牛からどれだけ「食肉用のお肉」が取れるか
「肉質等級」・・・お肉の見た目(さしが入っている割合、お肉・脂の色)
つまり、「お肉がどれだけ取れるか」と、「見た目」で決まるのです。
もちろん、「統計上そのお肉が上質だ」とされてきた証であるので、ランクで判断すればある程度の美味しさは保証されています。
しかし、肝心のお肉の味を判断するのは目利きのため、美味しさの決め手は目利きの腕によることが多いのです。
そのため、「そのお店が目利きとしてどのくらいの経験を積んでいるか」「目利きとしての実績があるか」というのも、大切な判断基準として着目すれば、本当に美味しいお肉を探し出すことができるはずです!
当店も、業界30余年の経験を積んだ目利きが美味しいお肉を見極め、みなさまの元にお届けしています。
最優秀賞牛購買者賞のほか、チャンピオン牛購買者賞など嬉しいことに多数の賞もいただいており、皆さまに安心できるお肉を届けたいという思いで日々お肉と向き合っています。
もしご興味をお持ちいただけましたら、当店のすき焼き肉もぜひチェックしてみてください!「頼んでよかった!」と言っていただけるお肉を、心を込めてお送りいたします。
おわりに・・
ここまで読んでくださったあなた様、本当にありがとうございます!
すき焼きにも、お肉にも、かなり詳しくなれたのではないでしょうか?
ここまでご説明したことをまとめますと、
- 赤身派なら「モモ、肩の部位」
- 霜降り派なら「肩ロース・リブロース・サーロイン」
- 男性200g
- 女性150g
- 子供100g
- 手づくり割りしたは、数時間置くことで味がなじむ
- 食べる時は、野菜の順番も大事
- お肉を選ぶ時は、お肉の見た目や証拠、目利きの腕に注目
という感じでしょうか。
もし、さがえ精肉のお肉にもご興味を持っていただけましたら、当店にお客様からお送りいただいたお肉の感想も見ていただければ参考になるかと思うので、ぜひご覧になってみてくださいね。
あなた様にとって、今回のお話がご参考になったのであればとても嬉しいです。お肉屋さん冥利につきます!
素敵な食卓になりますことを願っております。