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はじめてのお中元に必見!贈る意味から押さえたいマナー、素朴な疑問まで徹底解説
お世話になった方に感謝を伝える夏のギフト・お中元。
新社会人になった方や、結婚をして一家を構えるようになった方など、これまでお中元を贈ったことがない方にとっては
「お中元って贈るべき?」
「贈り方のマナーってどんなものがある...?」
「そもそもお中元ってなんなの?」
と、さまざまな疑問や不安があるのではないでしょうか。
私が子どもの頃は、父の友人からゼリーやジュースのお中元セットが届くのが楽しみで、毎年夏になるとワクワクしていたものでした。
ですが、いざ自分が「送る側」になると、いつ誰に何をどう送るのかイメージが沸きづらいですよね。
今回の記事では、これから初めてお中元を贈るみなさんに向けて、お中元の意味や押さえておくべきマナー、おすすめ商品、素朴な疑問まで...まるっと網羅して解説いたします!
お中元についてしっかりマスターすれば、日頃お世話になっている方とますます良好な関係を築くことができるでしょう。
ご参考になれば幸いです。
目次
ただいま当店では、2024年お中元特集を開催しております。どの商品も全国送料無料です。お中元に何を贈るか迷われている方は、ぜひ以下バナーよりご覧くださいませ。
お中元はなぜ贈る?意味とルーツ
お中元は、日頃お世話になっている方に向けて「上半期もありがとうございました。下半期もよろしくお願いします。」という感謝を込めた、夏のギフトです。
ご両親や義理の実家、親戚、会社の上司、取引先、仲人、習い事の先生などに贈ります。最近では友人や兄弟にカジュアルに贈る方も増えてきているようです。
なぜこのような風習ができたか、ルーツは古代中国の風習にあります。
古代中国では三元と呼ばれる暦が定められており、上元(1月15日)、中元(7月15日)、下元(10月15日)と呼ばれていました。
古代中国の宗教である道教の教えで、「中元の日に神様にお供えをした人は罪が赦される」と信じられていました。この日は一日中火を焚いて神々を祀り、近隣の人々に贈り物をしたと言われています。これがお中元のルーツだと言われているのです。
日本でお中元の風習が広まったのは江戸時代頃からと言われています。
明治時代になると商店が「お中元にはお世話になった人に贈答品を贈りましょう」と夏の売り出しを行うようになり、毎年夏のギフトとして現在まで定着したようです。
お中元を贈る相手と相手別の金額相場
「お世話になった人への感謝を込めた夏のギフト」といいますが、「お世話になった人」とは具体的にどのような人なのでしょうか?
基本的には、目下の方から目上の方に贈ります。
一般的には親族、上司、取引先、仲人、恩師にあたりますが、必ず贈らなければならない決まりがあるわけではありません。
お付き合いの深さやこれまでの慣習によりますので、家族や職場の先輩にお中元のやりとりについて確認すると安心です。
また、最近は目上の方に贈るほか、友人や兄弟にカジュアルに贈る方も増えているようです。気軽に夏のギフトを贈り合うのも楽しいですよね。
贈る相手別の、お中元の金額相場はこちらをご参考ください。
贈る相手 | 金額相場 |
---|---|
家族、親戚(両親、義実家、兄弟) | 3,000円〜5,000円程度 |
友人、知人 | 3,000円程度 |
上司 | 5,000円〜10,000円程度 |
取引先、税理士、弁護士 | 5,000円〜10,000円程度 |
仲人 | 5,000円程度 |
習い事の先生 | 3,000円〜5,000円程度 |
お中元を贈ってはいけない相手
以下の方には、お中元を贈ってはいけません。
- 国会議員
- 国家公務員
- 地方公務員
- お中元を禁止している一般企業
- 故人
公務員へのお中元は、「国家公務員倫理法」という法律によって、利害関係者から金銭や物品の贈与を受けることが禁止されています。
利害関係者ではなく、通常の社会儀礼の範囲内であれば贈ることができますが、判断を誤ってトラブルが発生しないようにするためにも、なるべく贈らないようにした方がよいでしょう。
(参考:人事院 国家公務員倫理規定(平成十二年政令第百一号))
一般企業でも、会社の方針としてお中元を禁止にしていることもあります。お世話になった上司に贈りたい場合も、会社で禁止されていないかを事前に確認しておきましょう。
また、長年贈っていた関係性であったとしても、亡くなった方、故人宛にお中元を贈るのは失礼にあたります。故人の家族とも付き合いがあり今後も贈りたいという場合は、ご家族宛に贈りましょう。
相手・自分が喪中の場合
相手や自分が喪中の場合にお中元を贈ることに問題はありません。
お中元はあくまでも感謝を伝えたり健康を願うギフトであり、お祝い事ではないためです。
ただし、相手も自分も忌中の時期の場合は贈るのは避けましょう。
忌中は法事や様々な手続きで忙しいうえ、故人を失った悲しみに暮れている時期かと思います。
ご遺族の気持ちに配慮して、忌明けを待って贈るのが適切です。
お中元を贈る時期
お中元を贈る時期は、実は贈り先の地域によって異なります。これは、お盆の慣習が地域によって異なるためです。
地域 | お中元を贈る時期 |
---|---|
北海道 | 7月15日〜8月15日まで |
東北・関東 | 7月1日〜7月15日まで |
北陸 | 7月1日〜8月15日まで ※地域により異なるため、もし心配な場合は7月15日前後に届くようにすると無難です |
東海・関西・中国・四国 | 7月15日〜8月15日まで |
九州 | 8月1日〜8月15日まで |
沖縄 |
旧暦7月13日〜7月15日まで ※沖縄は、毎年時期が異なります。 2024年は「8月16日〜18日」、2025年は「9月4日〜6日」です。 |
もし時期が遅れてしまった場合
お中元には地域差があるため、「気づいたらもう過ぎてた!」「いまから贈っても間に合わない...」ということもあるかと思います。
その場合は、贈り物の名目を次のように変えて贈るとよいでしょう。
- 7月15日以降で時期が過ぎた:暑中見舞いとして贈る(熨斗は”暑中御見舞”)
- 8月15日以降で時期が過ぎた:残暑見舞いとして贈る(熨斗は”残暑御見舞”)
- 9月上旬を過ぎた:12月にお歳暮として贈る(熨斗は”御歳暮”)
暑中見舞いや残暑見舞いも、お中元と同様に感謝を込めた夏のギフトです。
9月上旬を過ぎたら、無理に夏のギフトとして贈らず、お歳暮の時期を待って贈るのがおすすめです。
お中元の熨斗マナー
お中元を贈る際は、贈り物に熨斗(のし)をかけましょう。
お中元の熨斗のポイントはこちらです。
- 表書き:「御中元」と記載
- 水引:紅白蝶結び
- 名入れ:送り主のお名前を記載
蝶結びの水引は、ほどいて結び直すことができることから、何度あっても良い贈り物を意味します。お中元は何度贈っても喜ばれることですから、蝶結びの水引を用いましょう。
水引の下に記載する「名入れ」は、「どなたから贈られたギフトか」分かるように、送り主様のお名前を入れます。
「名入れ」は、個人で贈る場合、連名で贈る場合などによって記入の仕方が変わりますので、以下の表をご参考いただけますと幸いです。
個人名で贈る場合 自分の名前をフルネームで記載しましょう。 |
|
連名で贈る場合 贈り主が複数いる場合は、右から目上の方順に記載します。とくに立場が変わらない場合は、右から五十音順に記載しましょう。 4人以上の場合は、代表者名と、その左隣に「他一同」「(グループ名)一同」と記載します。 |
|
夫婦連名で贈る場合 夫婦連名の場合は、夫の名前をフルネームで書き、その左側に妻の名前のみを記載しましょう。 |
|
会社名を入れる場合 会社名を入れる場合は、右上に小さく会社名を記載し、送り主様の名前は中心にくるように記載しましょう。 |
ちなみに当店さがえ精肉では、ご注文時に「お中元」をお選びいただくだけで最適な熨斗設定が簡単にできるので、熨斗を間違えてしまう心配がありません。ぜひご検討いただければ幸いです!
お中元メッセージ例文
遠方に住んでいる方にネット通販でお中元を送る場合は、感謝の気持ちを直接伝えることが難しいと思います。そんなときはギフトと一緒に添え状・メッセージカードを送ることをおすすめします!
いくつか例文をご用意しているので、ご参考ください。
■ベーシック
日ごとに暑さが増しておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
平素は、何かとお気遣いいただきましてありがとうございます。
日頃の感謝を込めて心ばかりの品をお送りさせていただきます。
向暑の折、どうぞ自愛ください。
■ビジネス
盛夏の候、貴社におかれましてはますますご盛栄の事とお喜び申し上げます。
平素は格別のご愛願を賜りまして、厚く御礼申し上げます。
日頃の感謝の意を込めまして心ばかりのものを贈らせていただきます。
ご笑納いただけますと幸いです。
■暑中見舞い
暑中お見舞い申し上げます。
ご家族の皆さまはいかがお過ごしでしょうか。
お中元のしるしに、お肉の贈り物をさせていただきます。
夏風邪には十分ご注意の上、賑やかな夏をお過ごしください。
■残暑見舞い
残暑見舞い申し上げます。
処暑の候、皆さまにおかれましては、ますますご健勝のことと存じます。
日頃の感謝の気持ちを表したく、こころばかりの品を贈らせていただきます。
ご笑納くだされば幸いです。
当店ではご注文の商品にメッセージカードを無料でお付けいただけます。
お中元限定のデザイン、すぐ使える例文も取り揃えておりますのでご検討いただけると嬉しいです!
お中元に人気の定番ギフト
お中元時期は様々なギフトが展開されますが、なかでも定番なギフトには3つの特徴があると思います。
- 食べ物・飲み物のような消え物ギフト
- 相手のご家族みんなで楽しめるギフト
- 「夏ならでは!」なギフト
「お中元は毎年たくさんの人から頂く」という方も多いので、いくらあっても嬉しい・かさばって残らない、消え物ギフトが喜ばれます。
また夏は家族が集まる機会もありますから、お相手のご家族(お子様やご両親)も一緒に楽しめるように複数個入りセットや複数人向けの量のギフトが人気です。
そしてなんといっても、お中元は「夏のギフト」ですから、やっぱり夏らしさを感じられるようなギフトがオススメです。
例えば、爽やかなフルーツジュースやゼリー、アイスクリームはお中元の大定番!
甘いのが苦手な方であれば、土用の丑の日もありますし、うなぎも人気が高いです。
お相手がお酒好きと分かっていれば、ちょっと高級な生ビールセットも良いですね。
また、当店の米沢牛・山形牛ギフトも毎年お中元に好評をいただいております。(いつもありがとうございます!)
「夏バテ防止!しっかり美味しいお肉を食べて、暑い夏も健康元気に乗り切りましょう」
という意味を込めて贈っていらっしゃる方がとても多いです。
当店が厳選してお届けするお肉は、柔らかくてトロける食感なので、小さなお子様からご年配の方からもご好評をいただいております。
喜ばれるお中元ギフトの特集も開催しておりますので、ご興味を持っていただいた方はぜひ以下バナーよりご覧いただけますと幸いです!
贈ってはいけないNGギフト
お中元は日頃の感謝を込めた贈り物なので、縁起の悪いとされるギフトや、一般的にNGなギフトは避けた方がよいです。
良かれと思っても、ギフトとしては悪い意味を持つものもあるので、要チェックです...!
避けたいギフト | 意味 |
---|---|
ハンカチ | 「手切れ」を連想させ「縁切り」の意味にとられてしまうため |
シクラメン | 「死」や「苦」を連想するため |
櫛(くし) | 「死」や「苦」を連想するため |
ハサミなどの刃物 | 「縁を切る」を連想させるため |
靴や靴下 | 相手を「踏みつける」ことを連想させるため |
日本茶 | 香典返しに使われることが多いため |
金額が分かるような商品券 | 「相手がお金に困ってる」という印象を与えかねないため |
もちろん気にしない方もおり、絶対NGではないのですが、お相手からリクエストがない限りは避けた方が無難でしょう。
お中元にまつわる疑問Q&A
お中元を送った相手に、お歳暮も送るべき?
お中元は「上半期もありがとうございました。」という夏のギフト。
お歳暮は「今年一年ありがとうございました。」という冬のギフト。
どちらもお世話になった方に向けて、基本的には毎年継続して贈るギフトですが、
- お中元とお歳暮、どちらも贈る
- お中元は贈らず、お歳暮だけ贈る
のどちらかが好ましいです。
友人や兄弟など、カジュアルな夏ギフトであれば問題ないですが、お世話になった方に対して「お中元だけ贈ってお歳暮は贈らない」は失礼に当たる場合があります。
今回お中元を贈る方には、なるべくお歳暮も贈りましょう。
お歳暮は12月頃に贈るギフトです。10月下旬〜11月頃から検討を始めるとよいでしょう。
お中元は途中で辞めてもいい?
大切なのは相手への感謝の気持ちなので、何かしらの理由で負担になってしまうようであれば、途中で辞めても問題ないです。
たとえば「もう十分に感謝の気持ちを伝えた」「付き合いが疎遠になった」という場合があると思います。
一般的には3年間までは贈り続けるのがマナーです。それ以降は、お礼状やお電話で、これまでの感謝を伝えつつ、今後は辞退したい旨をきちんとお伝えして、お互い気持ちよく辞める形が望ましいでしょう。
「金銭的に余裕がない」という場合は、お中元は贈らずにお歳暮だけ贈る形でも失礼には当たりません。
お中元を貰ったらお返しをするべき?
結婚祝いや出産祝いなどに対しては「内祝い」という、お返しをする文化がありますよね。
お中元の場合は、お返しを贈る必要はありません。
ただし、お中元をもらって何も返事をしないのは失礼です!お礼状やお電話などで「お中元をいただきありがとうございました」の気持ちを伝えましょう。贈ってもらった品物の感想も添えるとより良いですね。
もちろん、お中元のお返しを贈ることも問題ないです。
その場合は、もらった品物の半額〜同額くらいの品を選びましょう。相手より高価な品をお返しするのは失礼に当たるので注意してください。
また相手と全く同じ品を贈るのもNGです。相手からすると「せっかく贈ったのに突き返された」と、気分を害してしまいます。
お中元は毎年同じ品を送ってもいい?
毎年同じ品でも、毎年違う品でも、どちらでも問題ないです。
「毎年同じだと変わり映えしないかな...?」と心配する方もいますが、むしろ同じもののほうが毎年恒例の楽しみになったり、送り主のことを印象深く感じたり、間違いなく嬉しいギフトが届くという安心感があったりと、貰う側としてありがたい面もたくさんあるのです。
送る側としても、毎年違うものを考え直すのは大変だと思います。
一度贈って喜ばれた品であれば、同じものを贈り続けても失礼には当たりませんのでご安心ください。
まとめ
はじめてお中元を贈る方にむけて、お中元にまつわるマナーや疑問を解説しました。
まとめると、次の通りです。
- お中元は、お世話になった方に感謝を伝える夏のギフト
- 金額相場は3,000円〜1万円ほど
- お中元を贈る時期は7月上旬〜8月中旬(地域差あり)
- 熨斗は「御中元」×「紅白蝶結び」
- 夏らしさのある消え物ギフトが人気
当店さがえ精肉の米沢牛・山形牛ギフトも、毎年お中元用に多くご利用いただいております。お中元ギフトに迷われている方は、ぜひご活用いただければ幸いです。お相手様へ心を込めてお届けいたします!
お中元を通して、お相手との関係性がもっと良好なものになることを祈っています。
暑い夏に最高なお料理でした。
【山形牛すきやき/お中元】
山形牛(産地証明書付き)のすき焼き用をお中元でいただきました。すき焼きはこの暑い夏に最高なお料理でした。お肉も甘くて柔らかくて、本当に美味しかったです。元気もらいました!!ご馳走さまでした。